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娘の容体が急変! [出産]

脳低体温療法へ残された希望!

娘が生まれ、5日が経過した。
医師の診断は、「低酸素性虚血性脳。」



医学的には、まだ証明されていない「脳低体温療法」を始めることにした。
『もう、この治療法しか娘を救える可能性はなかった・・・。』



しかし、医師からは残酷とも言える宣告をされている。
『もし助かったとしても、植物状態の可能性がある。』



それでも、私たち夫婦は娘を助けたいと思っていた。
今思えば、親のエゴなのかも知れない・・・。



脳低体温療法を開始し、脳の障害を最小限に抑えることで、脳の回復を待つことしか望みはなかった。



『そして昨日、その72時間が経過した・・・。』





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脳低体温療法の効果は?

娘の体温を少しずつ戻し、経過観察中である。
時間は深夜帯ということで、面会はできない。
ただ、予後の改善を祈ることしかできなかった・・・。



この日も妻は病院の外出許可をもらい、二人で娘のところに行くことにした。
いつものように、担当医と看護師に経過報告を受けるが、なかなか娘との面会許可が下りない・・・。



『どうやら、体温を戻している途中で、何らかのトラブルがあったようだ。』



私と妻は、しばらく待合室で待機することになった。
このまま娘に会えないような気がした。
二人で「大丈夫!信じよう!」と声を掛けあったが、お互い万が一のことを頭の中で考えていたと思う。



それから30分くらいが経過し、担当医からの説明があった。
『娘さんの体温を戻す過程で心拍が弱まり、激しい痙攣が起きました。今は薬を投与し安定しています。』



私たちが一番恐れていたことが、現実的に起きてしまっていた。
この脳低体温療法を始めるときに、担当医から説明を受けている。
「体温を少しずつ戻す段階で娘さんの身体に異常が出なければ、成果があったと思ってもいいでしょう!」



『つまり異常があったということは、成果がなかったのか?』



不安な気持ちになりながら、私と妻は娘に会いに行った。
娘はこの5日間と何ら変わらず、身体はむくんでいた。
尿は若干出たものの、全然足りないようだ。



そんな状況下でも、不思議と娘と過ごす時間だけは安心することができた。
なぜなら目の前にいる娘は、生きようと必死に頑張っていたのだから・・・。



だからこそ、私と妻は奇跡を信じ続けることができた。
でも面会時間を終え、一度娘の病院を離れてしまうと不安が襲ってくる。



そんな不安を消すように、私たちはボジティブ思考に切り替えた。
少しでもネガティブに考えてしまうと、本当にそうなってしまいそうで恐かったから。



私たちのいつもの口癖は、不安な気持ちになったときこそ、
『絶対大丈夫! 絶対大丈夫! 絶対大丈夫!』



私と妻は、お互いに語り合った。
私たちが病院に到着したとき、娘の痙攣が収まらなかったようだが、一緒にいる時間は何の異常もなかったことから、危険な山場は越えたと思いたかった。



脳低体温療法を終え、体温を戻しているこの日で全てが決まる。
もしも、明日までに病院からの連絡がなければ、とりあえず、脳低体温療法は成功したといえる。



面会時間を終えた私たち二人は、娘にパワーを送り娘の病院を後にした。
私たちは娘の生命力と奇跡を信じ続けた・・・。



そして、妻を病院へ送った後、少し遅れて職場へと向かった。
急に私が抜けたことで、同僚たちにも迷惑をかけていた。



まずは事務所に立ち寄り、上司に近況報告をしようとした、そのとき・・・
携帯電話が鳴った!



嫌な予感!

娘の病院を出てから、一時間半ほど経っていただろうか!?
携帯電話が鳴った瞬間、嫌な予感しかしなかった・・・。



携帯電話を見ると、札幌の病院名が表示されいる・・・。
急いで電話に出ると、NICUの担当医だった。



『娘さんの容体が急変しました!今夜が山場でしょう・・・。』




続く・・・






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